コミュニティ活用法
2021.03.08
【必読】オンラインサロン大全!始め方から人気のおすすめサロンまで徹底解説
コミュニティ活用法
「オンラインサロン」という言葉を聞いたことがある人は増加傾向にあります。
ここ数年で各種メディアを通じて「オンラインサロン」というワードを目にすることが増えてきています。
西野亮廣さんや堀江貴文さんなどの著名人のオンラインサロンの存在だけでなく、コロナ禍でリアルで交流する機会が制限される中、オンラインサロンへの関心がより深まったように思います。
ただ、オンラインサロンに関して、次のような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
オンラインサロンを作りたいけど作り方がわからない
オンラインサロンをどんな手順でどんなプラットフォームを使えばいいのか知りたい
オンラインサロンを作るメリット・デメリットを知りたい
自前でサロンを作る方法を知りたい
良さそうなオンラインサロンがあれば自分も入ってみたい
こちらのページでは
オンラインサロンの基本から
失敗しない始め方
オススメのプラットフォーム
代表的なオンラインサロン
など、主催者としてビジネスや副業に取り入れていくためのヒントや、オンラインサロンの中身やメリット・デメリットについて詳しく紹介していきます。
オンラインサロンとは?
オンラインサロンを一言で説明するなら、会員制コミュニティのことです。
参加するために一定の金額のお支払いが必要なオンライン上(インターネット上)のグループで、主催者や参加者同士がコミュニケーションをとる取るサービスのことです。
コミュニティ + 月額課金
主な活動はオンライン上で行われています。それに加えて、リアルな交流会や勉強会、「プロジェクト(仕事)」などオフライン上の活動を行っているサロンも多くあります。
オンラインサロンの定義は様々ですが、コミュマネ協会では次のように定義しています。
オンラインサロンとは?
有料の課金やなんらかの入会条件をクリアした参加者が集まり、 共通の価値観や目的で繋がっていて、安心で安全な環境だからこそ、 通常では、挑戦できないことを挑戦できる空間
オンラインサロンの特徴
オンラインサロンは主に2つの要素の組み合わせから成り立っています。
1.コンテンツ
1つ目の要素は「コンテンツ」です。
例えば、オンラインサロン内限定の情報やノウハウ提供です。ビジネス系であれば、ブログの書き方やアクセスアップの方法、仕事術やノート術についてなどです。生活のノウハウだと、忙しい主婦のためのかんたんレシピや美容方法などがコンテンツとして提供できます。
2.交流
オンラインサロンの2つ目の特徴は「交流」です。
交流を通して「ヨコのつながり」をつくることができます。
オンラインサロンでは、「先生⇆生徒」のタテの関係にとどまらず、主催者と参加者、参加者同士がヨコの関係でコミュニケーションをとることができます。
さらに、コミュニケーション自体が価値になることがポイントです。売上や反応を伸ばす手段としてコミュニケーションが重要なのではなく、コミュニケーションそのものに価値があるということは、情報発信型のビジネスを行ってきた起業家にとって大きな変化だと言えるでしょう。
ヨコのつながりとタテのつながり 中里桃子 著書『人と人とのつながりを財産に変える オンラインサロンのつくりかた』より
オンラインサロンの種類
オンラインサロンにもいくつかの種類があります。ここでは、代表的なオンラインサロンの5つの型について解説していきます。
カリスマ・ファンクラブ型
共同プロジェクト型
私塾・学習室型
お悩み・相談室型
趣味・交流型
実際は複数の型の要素が組み合わさっているオンラインサロンが多いです。
カリスマ・ファンクラブ型
芸能人やインフルエンサーなどの著名人やカリスマ的な中心人物がおり、その人物のファンが集まるオンラインサロンです。
コンテンツの中身以上に、オーナーの求心力で人が集まる傾向があります。
最近は、西野亮廣さんの「西野亮廣エンタメ研究所」や堀江貴文さんの「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」など、下記の「共同プロジェクト型」の要素を伴ったカリスマ・ファンクラブ型のオンラインサロンも増えています。
共同プロジェクト型
サロンオーナーがノウハウなどを教えるというものではなく、オーナーがオンラインサロン外から持ってきた企画や面白そうなことを、オーナーと会員が一緒に取り組むタイプのオンラインサロンとです。
多くのプロジェクトが同時に走っていて、オンラインサロン内で仕事の受発注も行なわれるケースもあります。また、そのようなオーナーには次のような資質が必要です。
オーナーのあなたが1人では抱えきれないプロジェクトを持っていて、それを一緒に取り組んでくれる仲間が欲しい
完璧な仕事ではなくても、一緒に取り組む会員を応援したり励ましあいながら、一緒に成長していきたいと思える
あなたの仕事ぶりや人間性を好いてくれて、「一緒に何かしたい」と思ってくれる人がいる
私塾・学習室型
専門家であるサロンオーナーの知識やノウハウを塾のように会員が学ぶオンラインサロンです。
1期生、2期生というような形で、人数や期間を限定で開催しているケースもあります。また、私塾・学習型のオンラインサロンを展開するなら、以下の2つの資質が必須になります。
専門家として人に教えられることがある
オーナーであるあなたのスキルを知りたい人がいる
お悩み・相談室型
お悩み・相談室型とは、参加者の悩み相談に乗ったり、カウンセリングなどを行うオンラインサロンです。
中でも、恋愛系・婚活系のオンラインサロンは数多く存在します。ほかにも、パートナーシップ、介護・福祉関係、メンタルヘルス、経営相談など多岐に渡ったお悩み・相談室オンラインサロンがあります。
特徴としては、特に婚活や恋愛相談のオンラインサロンでは、サロンオーナーに自分の相談をすることが主な目的なので、参加者同士の会員同士の交流・ヨコのつながり交流をあまり求められていない傾向にあります。
趣味・交流型
交流会型とは、オーナーがつくる場や趣味のテーマに参加者が集まり、情報交換をしたり、参加者同士のマッチングを主な目的としたオンラインサロンです。
このような価値を生み出すには、以下のような資質が必要です。
人が集まる場を企画するのが大好き
「あなたが主催なら参加する」という人がいる
そのテーマに関心のある人同士が集まる環境がなく、交流の場をつくると喜ばれる
オンラインサロンとブログ・メルマガの違いは?
オンラインサロンとブログ、メルマガとの違いを紹介します。
交流の違い
オンラインサロンは、ブログやメルマガに比べてコミュニケーションをとるのに長けています。
ブログはコメント機能もありますが、あくまで質問や感想、意見のやり取りといった1対1が中心です。メルマガも返信やフォームを活用することで、やり取りはできますが、あくまでも1対1のコミュニケーションに限られてしまいます。
対して、オンラインサロンは、運営・主催者側と参加者側、参加者同士のコミュニケーションを取ることが可能です。主催者と参加者の縦のやり取りだけでなく、参加者同士の横のつながりを持つこともできるのが、強みです。
発信方法の違い
ブログやメルマガの発信は、それぞれのプラットフォーム内で行います。
オンラインサロンの場合、発信・コンテンツの提供は基本コミュニティのプラットフォーム内で行います。コンテンツ内容によってブログ、メルマガ、YouTube、公式LINEなどと併用していくケースもあります。
オープンかクローズドか
ブログは基本的には誰でもオープンに読めるように書かれるものです。
一方、オンラインサロンの場合は参加者しか読むことができないようになっています。コンテンツ提供において、限定情報という希少性を打ち出すことができます。
これは有料メルマガや限定ブログとして提供可能です。
一方、オンラインサロンの場合には交流という要素があり、オンラインサロンに「所属している」という所属意識(所属欲求)を満たすものになります。
交流
発信
環境
ブログ
▲
限定的
オープン
メルマガ
▲
限定的
クローズド
オンラインサロン
◯
併用可
クローズド
オンラインサロンが人気の理由とは?
オンラインサロンに注目が集まっている理由は何でしょうか?
「流行っているから」「もしかしたら自分のビジネスに役立つかも」というあいまいな理由ではなく、注目を集めている理由を知ることで取り組むべきかの判断をしていただきたいと思います。
1.主催者側の理由
継続的な収益を得る仕組みをつくれる
現在、もっとも成功しているオンラインサロンは「西野亮廣エンタメ研究所」でしょう。月額1,000円(税別)で73,000人を超える参加者がいるとされています。(2021年2月時)オンラインサロンだけで、月に7,300万以上売り上げていることになります。
オンラインサロンの火付け役とも言える、ホリエモンの「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」は、月額11,000円で、1,000人以上の参加者がいます。(2021年2月時)
参考:オンラインサロン 人気ランキング
オンラインサロンは、月数百万の売上を上げるポテンシャルを持ちながら、在庫や店舗を持たないため、売上から引かれるものとしては、決済システムの手数料くらいです。そのため初期費用がかからず、高い利益を出すことができます。
ビジョンに共感した仲間を集めることができる
オンラインサロンに限らず、魅力的な人や会社は、必ずビジョンを語っています。
ビジョンを持つ人は「自分の人生をかけて、こんな未来を実現したい」という強い想いを持っています。そのビジョンに惹かれて共感する人が集まり、協力を得て大きなものごとを成し遂げることができます。
人を巻き込むビジョン
ビジョンの元に集まったコミュニティメンバーが協力してプロジェクトを立ち上げたり、仕事に繋がっていくケースも少なくありません。
「西野亮廣エンタメ研究所」では、映画『煙突町のプペル』の制作やプロモーションにコミュニティメンバーを巻き込み、「HIU」では、ホリエモンの著書『多動力』を元に映画をつくることもなされています。
また、「議論メシ」というオンラインサロンでは、企業やNPOの担当者とメンバーが議論を行う「議論セッション」といった活動が行われています。
2.参加者側の理由
著名人や気の合う仲間との出会いが得られる
オンラインサロンが注目されるようになった大きな理由は、ホリエモンを代表とした著名人の参入です。これまでホリエモンや西野亮廣さんなどの著名人と直接やり取りできる機会はほとんどありませんでした。
しかし、オンラインサロンに参加することで、ネット上でコミュニケーションを取ったり、実際に会って話をしたりする機会を得られるようになりました。
また、ただ学校や会社に行き来していたのでは出会わないような意欲的な人たちと出会えることも、参加者にとっての魅力と言えます。
興味・関心のあるテーマのオンラインサロンであれば、初対面でも意気投合しやすいです。
家庭や会社以外の居場所が得られる
オンラインサロンでは、共通の趣味や関心のあるテーマで意気投合できる仲間が作りやすいです。
単発のイベントと違って、コミュニティは関係性が継続していくので、家庭や学校、会社以外の自分の居場所ができます。
それまで会社の物差しではあまり評価がされていなかったとしても、オンラインサロンで新たな自分の一面や気づいていなかった強みに気づくきっかけにもなったりします。
スキルアップができる
特定のスキルを身につけスキルアップすることを目的としたオンラインサロンも多く存在します。
例えば、ブロガーとして独立したり副収入を得ることを目的したオンラインサロンでは、提供されるコンテンツを学んだり、オーナーや他の会員からフィードバックをもらったりして、本やオンライン教材だけでは得られない学習環境を得ることもできます。
スキルアップできるスキルの一例
オンラインサロンのメインコンテンツとは?
オンラインサロンで具体的にどんなことをやっているのか。オンラインサロンによって違いはありますが、いくつか代表的なものを紹介していきます。
1.オンライン上での交流
オンラインサロンには、プラットフォームごとにオンラインで交流ができる場所が用意されています。そのグループ上で主催者や他の参加者と交流を取ることができます。
また、近年はSlackなどLINEのオープンチャットなど様々なオンライン交流のツールがありますが、プラットフォームとしてFacebookグループを使用することが多い傾向にあります。
2.オフラインでの交流会
交流はオンラインがメインだとしては、会員限定の交流会や会員優先で交流会などリアルで出会えるイベントを企画するオンラインサロンも少なくありません。
3.サロン限定のセミナーや勉強会、イベント
定期的にセミナーや勉強会を開催。します。
単に開催するだけではなく、動画や音声を収録しておくことで、当日参加できなかったオンラインサロン参加者にもコンテンツを提供することができます。
また、オフラインだけではなく、Zoomなどのサービスを使うことでオンライン上で完結するセミナーや勉強会を開催することができます。
Zoomについて
オンライン会議ツール。複数人で同時に、ビデオ・音声での会話ができる。無料で利用可能。
4.会員限定の情報発信
参加者限定で見ることができるコンテンツを提供しているオンラインサロンもあります。メルマガやブログ、3つ目で挙げたセミナーの動画や音声などを参加者限定で公開。
5.分科会(メンバー有志の活動)
活発なオンラインサロンでは、参加者が主体となった活動が行われていることがあります。参加者同士でプロジェクトを進めたり、特定のテーマに従ったグループを作ったりと、参加者が中心となって活動を行っています。
【必読】オンラインサロンの始め方 6ステップ
オンラインサロンを始める前にやるべき6つのステップについてお伝えします。
Step.1 オンラインサロンの目的とテーマを決める
まず、「そもそも何のためにオンラインサロンをつくるのか」という目的を明確にしましょう。「流行っているからなんとなく」で始めても、会員は集まりませんし、長続きはしません。
次に、どんなテーマのオンラインサロンをつくるのかを決めましょう。
扱うテーマは、あなたの関心があり、これまで時間とお金を使ってきたものにしたほうが、上手くいくケースが多いです。なぜなら、そのテーマに関心のある人の気持ちがわかり、そのテーマで時間をお金を使ってきた経験がサービス設計の参考になるからです。
Step.2 コンセプトを決める
コミュニティのコンセプトとは、次の内容を端的に言い表したものです。
誰のどんな悩みを(困ったBefore)
コミュニティのどんな活動を通して(コンテンツ)
解決した結果どうなるのか(幸せなAfter)
コミュニティのコンセプトの3要素
オンラインサロンを必要としている人に「私に必要なのはこれだ」と気づいてもらえたり、「私には関係ない」とターゲット外の人が入ってこないようにしたりと、集客に影響します。
また、コンセプトをつくる上で、次のポイントを押さえましょう。
ターゲットを設定する
ターゲットの悩みに共感して「ハッピーな未来」を提示する
既存のサービスとは異なる課題を設定する
コンセプトを完璧に作り込んで、綺麗にまとまった後に会員に発表することは得策ではありません。コンセプト作りでは、「作り込む前に人を巻き込む」という視点が必要です。運営メンバーと一緒に考えることで、コンセプトが会員の自分ごとになります。
Step.3 ビジョンを決める
ビジョンとは、オンラインサロンの活動を通じて、
どのような世界を作りたいのか、という目指す方向性を示すもの
です。
オンラインサロンをビジョンがない価値提供だけの場にしてしまうと、その価値が必要なくなれば、その場にいる意味が失われてしまいます。
しかし、長期的なビジョンを共有することで、提供価値が変わっても提供側/受給側という関係を超えたつながり方ができます。
また、入会者を集める際に、提供価値だけを示すのではなく「提供価値を通してこんな世界を目指しています」というビジョンを示すことをお勧めします。
Step.4 コンテンツを設計する
オンラインサロンでは、コンセプトに合わせたコンテンツを設計する必要があります。
コンテンツは無作為につくるのではなく、コンセプトで定めた参加者の現状と理想のギャップを埋める知識や経験を補填する内容である必要があります。
具体的には次のようなコンテンツがあります。
限定記事の配信
定期勉強会の動画配信
外部ゲストを招いたオンラインサロン内限定イベント
オンラインのグループコンサルティング
相談、質問掲示板
交流会、飲み会
Q&A掲示板
etc
また、オンラインサロンでは、学びを含めて以下の5つの要素を提供することが大切です。
学びの5つの要素
学び:足りない知識や経験を補填する
目標:その場で何をするかを決める
仲間:一緒に切磋琢磨する
ロールモデル:なりたい将来像やお手本を想定する
ペースメーカー:「いつまでに何をどこまで行うか」を律してくれる締め切りを持つ
Step.5 会員募集の全体像を知り集客する
まず、会員募集の全体像を知り、集客することが大切です。
専門家としての認知・信頼を得る
発信にリアクションしてくれる人を集める
集めたい会員の見込み顧客リストをつくる
会員募集のための集客を行う
無名でこれから始める人とすでに専門家としての認知度や信頼を集めている人とでは、会員募集のスタートラインが異なります。
無名で見込み客リストがない人
無名で見込み客リストがない人は、まずは専門家としての認知・信頼を得るための発信活動からスタートする必要があります。その発信にリアクションしてくれる人を少しづつ集めて、見込み顧客リストを育てていきます。
すでに専門家としての認知度や信頼を集めている人
専門として信頼され、勉強会やSNSを通してファンである顧客を集められたら、いよいよオンラインサロンへの集客を行います。
オンラインサロンへの集客は、次の4つのパターンがあります。
自分×リアル:自分がリアルで会ったことのある人に発信、または直接営業する
自分×ネット:自分のブログやWebサイトで発信して、会員を集める
他人×リアル:口コミや紹介。自分がリアルで会った人がベースになる
他人×ネット:レバレッジが効きやすい
オンラインサロンの集客のパターン 中里桃子 著書『人と人とのつながりを財産に変える オンラインサロンのつくりかた』より
Step.6 プラットフォームを決める
オンラインサロンにはプラットフォーム選びも重要です。
プラットフォームの要素としては、
参加メンバー
決済システム
交流システム
さえあればスタートすることが可能です。
決済と交流システムに関しては、大きく2つの方法があります。既存のプラットフォームを利用する方法と、自分で設計する方法です。
プラットフォームについては次のセクションで説明します。
失敗しないオンラインサロンのプラットフォーム選びとは?
オンラインサロンを成功させるには、自分のケースに合ったプラットフォームを選ぶことも重要です。こちらでは代表的なプラットフォームや自前でつくる方法について解説していきます。
1.既存のプラットフォームを利用する
現在、オンラインサロンのプラットフォームは、「DMMオンラインサロン」「CAMPFIRE Community」「Salon.jp」「IDOBATA」など多数存在します。オンラインサロン開設数が多いのは「DMMオンラインサロン」と「CAMPFIRE Community」です。
プラットフォームが行っているのは主に決済と顧客管理です。交流の場としての機能はFacebookグループが使われることが多いです。
メリット
プラットフォームのブランド名があるので、ある程度信頼が得られる
決済システムを任せることができる
顧客管理のシステムがある
プラットフォームのサイトにオンラインサロンの募集ページが掲載される。
初期費用がかからない
イベントスペースを提供してくれるケースがある(必ずではありません)
デメリット
手数料が取られる(プラットフォームによって手数料は変わる)
プラットフォームを利用する場合に審査がある
*入会者が集まらない場合には、開設後に閉められることもある
オンラインサロンのプラットフォーム一覧
オンラインサロンの代表的なプラットフォーム一覧をご紹介します。
DMMオンラインサロン
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)コミュニティ
Salon.jp
IDOBATA
DMMオンラインサロン
DMM オンラインサロンとは、合同会社DMM.comが主催する「学べる・楽しめる」会員制コミュニティサービスです。
堀江貴文さんや落合陽一さん、市川海老蔵さんなど著名人をはじめ、500以上に及ぶ様々な種類のオンラインサロンを取り揃えています。
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)コミュニティ
CAMPFIREコミュニティとは、クラウドファンディングのプラットフォームとして有名なCAMPFIREが主催するオンラインサロンプラットフォームです。
つんくさんや編集者の箕輪厚介さん、ブロガーのはあちゅうさんなど著名な方も多く、1,000以上の多様な種類のオンラインサロンが存在します。
また、CAMPFIREコミュニティでオンラインサロンを始める際の初期費用は無料で、毎月の掲載費用もかかりません。
Salon.jp
「Salon.jp」とは、西野亮廣さんが取締役CCOを務める株式会社NISHINOが運営するオンラインサロンプラットフォームです。
2019年7月からスタートし、挑戦する人と応援する人のための「挑戦する人がより挑戦しやすくする」環境を提供するとともに、「応援したい人がより気持ちよく応援できる」そんな場を目指されています。
また、月会費1000円以内の気軽に参加できるオンラインサロンが揃っているのも特徴です。
IDOBATA
「IDOBATA」は、講演会やセミナーなどの企画・運営を行う「株式会社ライブクリエイト」が運営するオンラインサロンプラットフォームです。
オンラインサロンの運営者がプラットフォームに支払う手数料が15%と安いのが特徴の1つです。
また、開設手続きやプラットフォームへの登録手続きがシンプルなつくりになっています。
2.自前で作る
最近、よくFacebookなどを活用してオンラインサロンを作りたいといったご相談が増えています。既存のプラットフォームを使わずにSNSなどを活用するケースも珍しくなくなりました。
Facebookグループ
Facebookグループは、グループ機能が充実しており、既存のプラットフォームでも実際の運用はFacebookグループを使って行うことも珍しくありません。
Facebook無料で使うことができ、特定のメンバーだけが見れる秘密のグループをつくることができます。
また、テキスト投稿だけではなく、以下の投稿や機能があります。
写真、画像投稿
動画投稿
ライブ配信
ファイルデータのアップロード
イベントの作成
それぞれの投稿に対してコメントすることができ、交流がしやすい仕組みになっています。
その他のSNSなどを活用する(Twitter、インスタ、LINE、slack、Discord)
続いて、Facebook以外にプラットフォームとして使われているSNSを見ていきます。
LINE
他のSNSに比べてすでにLINEアカウントを持っていて、使い慣れている人が多い傾向にあります。最近ではLINEオープンチャットの機能を使ってオンラインサロン運営している人も増えています。
オープンチャットという名称ですが、クローズドな設定にすることも可能です。
Discord
Discordとは、チャットや通話を特定のグループで行うことができるアプリです。
目的に応じた専用サーバーを開設して友達と会話したり、公式コミュニティサーバーに参加することで最新情報を受け取ったりといった使い方ができます。通話の品質が高く動作が軽いことから、ゲームユーザーを中心に広く使われています。
Twitter
Twitterの「非公開ツイート」機能を使い、特定のメンバーのみのツイートが見れる状態にすることができます。
インスタ
DM(ダイレクトメッセージ)のグループチャットを使って特定のメンバーとコミュニケーションを取ることができす。メッセージだけでなく、画像や動画、音声などのやり取りも可能です。
Slack
Slack(スラック)とは、アメリカのSlack Technology社が開発したビジネス型チャットツールです。
「チャンネル」というグループチャット機能があり、グループや個別のチャットを自由につくることができます。また、「外部連携」機能が優れており、連携できるアプリケーションの数が多いのも特徴です。
オンラインサロンを自前でつくり運営するメリット
手数料がかからない
コンテンツ閲覧用サイトのデザインやシステムを自由に設定できる
審査がないので、自由にすぐにスタートすることができる
オンラインサロンを自前でつくり運営するデメリット
決済システムの準備が必要
顧客管理や入退会手続きなどのトラブル対応が必要
会員サイトを設計する場合に専門知識が必要
3.プラットフォームの手数料
ほとんどのプラットフォームは、オンラインサロン開設の初期費用も更新費用もかかりません。売上から手数料が発生する仕組みになっています。
手数料の比較
(売上に対して)
DMMオンラインサロン:非公開(20%前後)
CAMPFIREコミュニティ:10%
IDOBATA:15%
4.プラットフォームを使うべきか自前で開設すべきか
無料でオンラインサロンを作りたいといったご相談が増えています。もし判断基準を挙げるとしたら、
手数料20%を払ってでも、顧客管理と決済は任せたい。自分でやりたくない
手数料3~4%に抑えることを優先して、顧客管理と決済に対応する
手数料と決済のどちらを優先するかが主な基準になります。
手数料20%は大きいですが、決済に関してはトラブルがつきものです。支払いがされていない、退会したつもりなのに解約されていないといったことは常に起こります。
こうした事態が起こることを想定して、どちらにするかを決めることがオススメです。
オンラインサロンのメリット・デメリット
オンラインサロンやコミュニティは、個人やチームの副業・起業・ダブルワーク(複業)が進むに連れて、ますます盛り上がり、あなた自身に役立つものだとオススメします。
ホリエモンや西野亮廣さんのように1万人規模のサロンを主催せずとも、数十人規模のオンラインサロンやコミュニティでも魅力的な活動をすることができます。
オンラインサロン、コミュニティを主催するメリット
1.ファンをつくることができる
サロンオーナー、コミュニティリーダーとして参加メンバーや見込み客とコミュニケーションを取ることで信頼を高めていくことができます。特に有名人や芸能人のような背景のない普通の人がビジネスに取り組む上で、お金以上に信頼は大きな価値を持っています。
そんな信頼を積み重ねやすいのがオンラインサロンやコミュニティの大きなメリットです。
2.リスクなしで挑戦できる
オンラインサロンの場合、プラットフォームを使う場合でも、決済システム使う場合でも費用がかかるのは売上が上がってからです。そのため、金銭的なリスクは一切なく挑戦することができます。
3.継続的な収入を得ることができる
オンラインサロンのほとんどは、月額課金制です。つまり、毎月毎月ある程度の収益が見込める仕組みをつくることができます。
そのため安定感のあるビジネスを行うことができるようになります。
4.人脈が広がり仲間ができる
オンラインサロンの場合、1,000円前後~10,000円程度で参加することができます。そのため、高単価のサービスに比べて、人が広がりやすくなります。
その理由としては、次のようなものがあります。
金額面から入会のハードルが低い
とりあえず試してみるという感覚で入会しやすい
SNSとの相性がいい=シェアや口コミがされやすい
オンラインサロンを主催するデメリット、注意点
1.会員を自分で集める必要がある
自分でオンラインサロンを開設する場合は当然ですが、プラットフォームを使う場合でも自分でメンバーを集める必要があります。
基本的に、プラットフォームは集客に関してはなにもしてくれないし、プラットフォームに掲載されているからといってかんたんに集客できるわけではないと覚えておいてください(プラットフォームから参加してくれる方もいます)。
2.継続的にコンテンツを提供する必要がある
当然のことですが、オンラインサロンでは参加してくれる人のために継続的にサービスを提供する必要があります。サービスにはいくつか形式があり、レポートや音声、動画などのコンテンツ提供。参加者同士が集まって交流したり、知識やスキルを深めることのできる場の提供。
こうしたサービスによって、参加者に価値を提供し続ける必要があります。
3.クローズドな環境で起こるトラブル
オンラインサロンは参加者以外からはやり取りが見えないクローズドな環境です。そうすると、主催者からのパワハラや参加者のタダ働き、参加メンバーのセクハラといったトラブルが起こりえます。オンラインサロンが広まるにつれ、そうした被害の声も聞かれるようになりました。
参加者のメリット
1.普段出会えない人と出会える
起業家や芸能人など普段の生活で会わない人と、会うことができるのがオンラインサロンです。
また、主催者以外のメンバーも、お金を払って参加しているため意欲が高くため、価値観や興味が似た人たちと出会える可能性が高くなります。そのため、オープンな場で話すよりも、安心してコミュニケーションを取ることができます。
2.プロジェクトや仕事に携わることができる
オンラインサロンによっては、運営者のプロジェクトに携わることができるケースがあります。知識やスキルの提供以外のコンテンツとして、プロジェクトに参加できる権利が得られることがあります。
また、プロジェクトに関わらなくても、どのようなやり取りがされているのかといった普通は目にすることのできない、裏側の部分を共有される場合もあります。そのため、単なる知識やスキルの習得ではない、実際の動きを体験することができます。
3.スキルを磨いたり、悩みを相談することができる
オンラインサロンには、特定のスキルを磨いたり、悩みが相談できるテーマのものがあります。
将来起業を考えている人も、副業を検討している人も、会社勤めをしながらオンラインサロンでスキルを磨くことができます。
また、身近に相談できる人がいないような悩み事も、オンラインサロンの普段の人間関係とは別の閉じられていて環境の中で相談しやすい一面もあります。
4.限定的な知識やノウハウを得ることができる
参加者しかコンテンツを見ることができないクローズドな場であるため、オンラインサロン限定で情報やノウハウを公開していることがあります。
参加者のデメリット
1.入る前には想定していなかったトラブルが起こりうる
オンラインサロンにまつわるトラブルとして、参加メンバーや主催者側によるパワハラやセクハラが発生しています。ボランティアスタッフとして運営に関わるようになり、その後オンラインサロンに関係ない仕事まで無報酬でさせられたという相談も出ています。
2.期待していたようなコンテンツ提供や交流がない
頻繁なコンテンツの提供や活発な交流を期待してオンラインサロンに入会したとしても、あまり活動が行われていない場合も起こりえます。ほとんどのオンラインサロンが、月額制であったり、お試し入会を行っていたりするので、活動をきちんと見極めて入会・退会を選ぶことが大切です。
代表的なオンラインサロン
実際にどのようなオンラインサロンがあるのか、代表的なものをいくつか紹介していきます。
1.西野亮廣エンタメ研究所
キングコングの西野亮廣さんが主催するオンラインサロンです。月額980円で日本最大の7万人を超える会員を集めています。(2021年2月時)
会員限定の記事コンテンツが読めたり、西野亮廣さんが手がけている実際のプロジェクトに参加できたりします。
2.堀江貴文イノベーション大学校(HIU)
堀江貴文さん(ホリエモン)が主催するオンラインサロンです。月額11,000円で会員数が1,000名を超えます。(2021年2月時)
40個の分科会グループがあり、メンバー主導でやりたいことを形にしていくオンラインサロンです。ホリエモン万博など数千人規模の人が参加する大型イベントのプロジェクトの1つです。
3.PROGRESS(中田敦彦)
最近はYouTubeでも有名なオリエンタルラジオの中田敦彦さん主催するオンラインサロンです。月額980円で会員数は約5,000人です。(2021年2月時)
「中田敦彦のYouTube大学」「Win Win Wiiin」収録の観覧ができたり、中田敦彦さんの毎日生配信「ホームルーム(朝の会)」を見ることができたりします。
4.鴨頭嘉人オンラインサロン【Team Kamogashira Japan】
講演家の鴨頭嘉人さんが主催するオンラインサロンです。月額3,000円で会員数は1,000人を超えます。(2021年2月時)メンバー限定のライブ配信や年に1回開催される合宿、部活動などに参加できます。
5.箕輪編集室(箕輪厚介)
幻冬社の編集者・著者として有名な箕輪厚介さんが主催するオンラインサロンです。月額5,940円で会員数は1,000人を超えます。(2021年2月時)
豪華ゲストを招いた月一の定例会やイベントに参加することができたり、チームを組み様々なプロジェクトに参加することができます。
6.落合陽一塾
落合陽一さんが主催するオンラインサロンです。月額11,000円で会員数は400人程です。(2021年2月時)月一の講義で実際に落合陽一さんに会うことができたり、毎週会員限定のライブ配信を見ることができます。落合塾は部活を含む9個のグループから成り立っており、様々な世代の人と交流することができます。
7.人生逃げ切りサロン(やまもとりゅうけん)
WEB/ITコンサルサービスを提供するワンダフルワイフ株式会社代表取締役のやまもとりゅうけんさんが運営するオンラインサロンです。月額2,480円で会員数は5,000人以上です。(2021年2月時)
プログラミング
動画編集
WEBデザイン
WEBライティング
ネット物販
アフィリエイト
など、副業やフリーランスのノウハウ・スキルが低価格で学べるオンラインサロンです。
8.Freelance Now(黒田悠介)
黒田悠介さんが発起人の日本最大級の実名制フリーランスコミュニティです。5,000名以上のフリーランスが登録しており、登録料は無料です。仕事を依頼したい企業とフリーランスにマッチングの場を提供しています。
9.田端塾(田端信太郎)
『ブランド人になれ!会社の奴隷解放宣言』『これからのお金の教科書』などの著書を出版されている起業家の田端慎太郎さんが主催するオンラインサロンです。月額9,800円で会員数は100名弱です。(2021年2月時)課題図書のプレゼンを行う月1の定例発表会では、豪華ゲストを招いたり、田端信太郎さんからフィードバックをもらうことができます。また、取締役と呼ばれるメンバーが主催するゼミに参加することもできます。
まとめ
こちらの記事では、
オンラインサロンの基本
失敗しないオンラインサロンの始め方
オススメのプラットフォーム
オンラインサロンのメリット・デメリット
代表的なオンラインサロン
などを解説してきました。
オンラインサロンを始めたい人はもちろん、実際に立ち上げてみたけど上手くいっていない人は、改善のヒントにしていただければと思います。
また、これからオンラインサロンに参加してみたいと思う人は、ぜひご自身に合うオンラインサロン選びに活用していただけたら幸いです。
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