目次
■第6回 (7/11) コミュニティ運営の実例紹介『サポーターから参謀、パートナーへ』
「設計→集客→運営」という概要をもとに、 肉付けとして、実務の具体例を展開
オーナーの希望に寄り添いながら、どうやって設定し、集客し、運営し、関わっていったのか。
コミュニティの種類(ファンクラブ型/私塾型/同好会・研究会型/相談室型)
- テーマ
- ターゲット
- 価格
- 会員数
- オーナーのビジネスモデルの中でのコミュニティの位置づけ
- オーナーの性格タイプとビジネスステージ
- ビジネスの基本的な流れ
- オーナーの性格タイプ
実務経験のシェア
設計から携わった事例として、はるぴー、千絵さん事例の共有
はるぴーさん事例
私塾型のコミュニティの設計から運営まで関わる。
オーナーさんには既にリストがあった。
▶︎購入や再販の仕組みを立てる段階(認知や信頼はもう出来ている)
- 対象:もともと信頼関係のあった方
- 準備期間:オーナーの中でやりたいことが明確だったため、約1か月(激早)
内容:LP作成、コミュニティ内での実務等
- 「設計」
打ち合わせ、ヒアリング、コンセプト設計、ターゲット設定・運用方法など - 「集客」
オーナーのFacebook発信での集客(発信内容や手法の提案)、LPのライティング - 「運営 」
週1オーナーMTG、オンラインセミナー同席、事務局アカウントでの投稿、アクティビィティの計測・検証
・設計のコンサル
・週次のコンサル
→これで月額でのコンサル料を設定。3か月ごとに金額や更新について見直し
千絵さん事例
私塾(講座)+研修会型のコミュニティの設計から集客。
現在は講座の卒業生向けコミュニティ運営に携わる。
オーナーさんは、そのジャンルでの活動状態が浅く、良いリストを作るために認知しながら集客する必要があった。
(他ジャンルでの認知や信頼はある)
この講座のためのペルソナ作りや集客の流れを提案。
▶︎どんな顧客を集めるかを決める
その後、集客ツール選び、動線作りに入り講座募集の準備をする。
- 「設計」
ターゲットペルソナ設定、スケジュールと予算、リスト集めの動線作り、フロントとバックエンドの流れ作り、カリキュラムと受講料を設定、どのツールを使って運営するか - 「集客」
告知内容を決めてから、販促チラシ制作、メルマガ、ステップメール配信準備、LINE公式を作り登録からの特典を用意。実際に募集するページの作成。 - 「運営」
日々のやりとりはチャットツールを使用、月2で作戦会議、セミナーのサポート(参加者対応、入金管理など)、FBグループの運営(事務局投稿)、オーナーにLINE公式の使い方をレクチャー、顧客問い合わせの対応
▶︎オーナーのやりたいことを具体的な形にしていく。
ターゲット設定(ペルソナ設定)、スケジュール作り、集客、カリキュラム案、値付け、ツール設定。セミナーのサポート、実施後、作戦会議→ 次月の進め方と改善。
「オーナーの希望を聞き、オーナーを動かす」という立ち位置。
【この講座を受けての感想】
「設計→集客→運営」という骨組みから具体例が展開されることで、立体的に見えてきました。
サポーターというより、サポーターを超えたコンサルタント、まさに、軍師、パートナーのような存在で、無数のパーツから、その人その形の必要パーツを集めてきて、策を構築して、その結果、オーナーさんの持ち味や弱みをも活かしつつ提案をタイミ ング良く出すlことが大切。
そして、主体的に関わる際に、全体像を俯瞰してみて、一歩先のサポートを提案していく。必要であれば、オーナーさんを動かす」こともあるという大きな仕事。
ただ、オーナーとサポーターの間には、「信頼関係のベース」「ビジョンに共感している」ということが大事。
What(何を)やHow(方法)ではない。Who(誰と)こそがコミュニティの根幹。
【サポーター希望者からの声】
コミュニティサポーターとしての具体的な動きやタイムラインが知ることができ、コミュニティをサポートしている人が本当にいる、この位置で動くことで誰かの役に立てるかもしれないと可能性が見えた会となりました。
【オーナー希望者からの声】
自分一人で考え、構築してからの依頼じゃなくて、いい。最初から相談しながら、お互いの得意なことを交換しあって作っていいということで、とても暖かい気持ち。孤独からの開放を感じました。
【桃子先生の今日の一言】
「サロンの売上だけが収益というオーナーさんはイケてない」
▶︎ビジネスステージ(認知→信頼→購入→再販)
その後のファネルや商品販売がキモとなる。
コンテンツで買う時代ではない、誰からどう買うかが今は大事。
会員の人数だけでは平面的で、立体的な広がりがない。
コミュニティは有機体。講師運営が与えるのではなく、参加者も関わりお互いに作用しながら、楽しんでいくこと大切。
Writer/Haruna Nakano